【用語解説】死膜(しまく)とは

用語解説

死膜

『さ行』簡単便利!わかりやすい『50音順・用語解説集』

死膜(しまく)とは

外壁塗装において、死膜とは、既存の塗膜表面に新しい塗膜を重ね塗りすることで、塗料同士が密着しないまま、剥がれたり、はがれ落ちたりする現象を指します。

死膜が形成される原因は、塗膜同士が密着しないため、新しい塗料が上手く古い塗膜に接着できないことにあります。
これは、塗装時に下地処理が不十分であったり、汚れが残っていたり、表面が粗くなっている場合に起こりやすくなります。
また、気温や湿度の影響も大きく、塗装時の環境条件が不適切な場合にも発生しやすくなります。

死膜が発生すると、塗膜同士が密着しないため、塗料がはがれ落ちたり、剥がれたりしてしまい、塗装の保護効果が失われてしまいます。
さらに、剥がれた塗膜は風雨や紫外線の影響を受けやすく、塗膜の劣化が早まる原因となります。

死膜を防ぐためには、下地処理を十分に行い、汚れや旧塗膜をしっかりと削り落とすことが重要です。
また、塗装時の気温や湿度にも注意し、適切な環境条件で施工することが大切です。
塗料選びにも注意を払い、既存の塗膜に良好な密着性を示す塗料を選ぶことが必要です。

戻る

簡単便利!わかりやすい『50音順・用語解説集』
あ行か行・さ行・た行な行は行ま行や行ら行わ行