【用語解説】遮熱塗料(しゃねつとりょう)とは

用語解説

遮熱塗料

『さ行』簡単便利!わかりやすい『50音順・用語解説集』

遮熱塗料(しゃねつとりょう)とは

遮熱塗料とは、太陽光を反射・吸収することで、建物内部の温度上昇を抑えるために使用される塗料のことを指します。

太陽光は建物の外壁に当たり、壁表面温度が上昇することで建物内部の温度も上昇します。
この温度上昇を抑えるために、遮熱塗料は太陽光を反射・吸収することで、建物内部の温度上昇を軽減します。
遮熱塗料は一般的な塗料よりも高い反射率を持ち、太陽光の吸収率が低いため、外壁表面温度が上昇しにくくなります。

遮熱塗料は、塗料に特殊な顔料を添加することで実現されます。
この顔料は、鉄酸化物や酸化チタンなどの酸化物系の物質であり、太陽光を反射しやすい性質を持ちます。
また、遮熱塗料には、低発色性を持つものが多く、色あせが少なく、耐久性に優れているため、塗装後の美観を長期間維持することができます。

遮熱塗料は、夏場の高温・多湿な地域や、南向きの建物など、太陽光に直接当たりやすい場所での外壁塗装に適しています。
また、遮熱塗料は、省エネ効果が期待できるため、建物のエネルギーコスト削減にも役立ちます。

ただし、遮熱塗料は、一般的な塗料よりも費用が高く、施工方法にも注意が必要です。
施工時の気温や湿度、下地状態などによって、塗膜の厚みや硬化時間が変わるため、施工には専門知識を持った職人が必要となります。

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