外壁塗装と屋根塗装をご検討の方はご覧ください
はじめに
マイホームの塗り替えを検討する場合は、以下をご覧ください。
通常、外壁塗装を考え始めるのは築後10年を過ぎた頃が多いのが実態です。
そして、塗り替えを検討する理由には次のようなものが挙げられています。
塗り替えの理由
一般的にはこのような理由が挙げられますが、正にこれらが塗り替え時期であることを伝えるサインにもなっているのです。
あなたの家はいかがですか?
では、『我が家も塗り替えをしようかな!?』と思った場合は、何から手を付ければいいのでしょう?
実はこの段階で、多くの方が検討を先延ばしにしてしまいます。
それには次のような理由があるのです。
検討を先延ばしにしてしまう理由
- よく分からないから後で考えよう。
- 今すぐやらなくても大丈夫だろう。
- いくら費用がかかるか分からないから今はムリだろう。
- 気になる部分があるけど今は特に問題ないようだから。
- 塗り替えに関して相談できる相手が身近にいない。
- そんなにすぐにダメにならないでしょう!?
これらの理由は、ほとんどの方に思い当たる内容ではないでしょうか。
脅かす(おどかす)訳ではありませんが・・・。
塗装の色褪せ(いろあせ)やシーリング(コーキング)の痩せ(やせ)やひび割れ、そしてチョーキングといった症状は塗り替え時期を知らせるサインと言えます。
そしてこれらの症状は、放置しておくと風雨など影響でいずれは水漏れの原因となります。
この水漏れは建物の内部にじわじわと浸透していきますので、いずれ腐ったり強度が低下したり重大な悪影響をもたらすことになります。
ここまで来ると規模の大きな修繕工事が必要になるうえ、費用も大変大きなものになります。
普段はあまり見ることのない屋根も注意が必要です。
屋根は意外と劣化が進みます。
梅雨時は雨にさらされます。
台風時期は風雨にさらされます。
夏の時期は手で触っていられないほど高温になります。
冬の時期は雨や湿気で凍結します。
屋根は皆さんが思っている以上に日々劣悪な環境に耐え続けていますので劣化が進むのも理由を知れば納得できることと思います。
それから外壁も屋根も自然な劣化の中でクラック(ひび)ができてしまうことも想像できますよね。
塗り替え時期のサインがでていれば
外壁も、屋根も、クラック(ひび)があれば補修します。
そして必要な処置をした上で塗装をします。
実はこれだけで家(建物)の寿命を延ばすことができます。
塗り替え時期のサインが出るよりも早く塗り替えをするのは問題ありません。
しかし、多くのサインが出ているまま放置しておくと、修繕工事費用と塗り替え費用が掛かります。
この場合、費用だけではなく工事期間も余計にかかることになります。
脅かす(おどかす)訳ではありませんが、塗り替えサインは見て見ぬ振りをせず、しっかり向き合い対処していくことが重要だと言えます。
ご検討は慌てずに自分のペースで
実際に塗り替えをしようとしても『何から手を付ければ良いのか分からない』という方がほとんどです。
中には塗装業者の飛び込み営業に塗り替えを(強引に)勧められ、言うがままに進められてしまい、費用も施工内容もよく理解できないまま押し通されてしまったりするケースも聞いたことがあるかと思います。
こういうケースは本当に許せません!
では、初めての塗り替えで失敗しないで納得できる結果を得るためにはどうしたらいいのでしょう?
それにはまず塗装工事に関する一連の流れを理解することが肝心です。
と言っても塗装の技術的な内容など、塗装業者(専門家)に任せるとして、全て覚えようなどと考える必要はありません。
(優良な塗装業者であれば、専門的な内容であっても分かり易く噛み砕いて説明してくれます。説明を面倒くさがるようであれば、その業者を選んではいけません。)
ここで覚えておいた方がいいのは、『自分は何をしたらいいのか?』ということです。
でも心配しないでください。
難しいことはありません。
流れと手順を次にまとめてありますのでご覧ください。
外壁塗装と屋根塗装をする際の流れと手順
流れと手順
初めての塗り替えをする場合には以下の流れで進めてみましょう。
- 塗装業者を選ぶ
- 塗装業者と打ち合わせ
- 契約
- 塗り替え工事開始
- 完成
まず、このような流れをイメージしてください。
実際に塗り替えを行う場合は、この1〜5の流れで行われます。
では、それぞれをもう少し詳しく解説していきましょう。
1)塗装業者を選び見積依頼!
まず、『業者選び』が一番重要です!
具体的な検討をするためには、あなたに合った塗装業者選びが重要です。
塗り替えに関して、真剣でも漠然と考えていては話が先に進みません。
例えば一番気になる費用や作業内容などは、具体的に教えてもらわなければ検討ができませんからね。
その上で、塗り替えを『する』か『しない』を決めれば良い訳です。
どうやって塗装業者を選べば良いのでしょう?
結論的には『自分で探して自分で選ぶ』ことがポイントです。
まず最初は、よくある悪い例からチェックしてみましょう。
- 塗り替えを行ったご近所さんからの紹介
- 勤務先の関係業者さん
- 飛び込み訪問に来た業者さん
このような繋がりで業者さんを選ぶと、後で不満を抱くことが起こり易くなります。
例えば、ご近所さんや勤務先の関係業者さんなどは、何か問題があった場合でも、今後の付き合いを考えるとあまり強く打って出ることができないのが実態です。
ご近所さんや勤務先に、『あなたが紹介した業者のお陰で嫌な思いをさせられた!』なんて言えませんからね。
また、金額交渉の際に、『ご近所さんもこの内容で、この値段で請け負いましたので!』などと言われると交渉もしづらくなります。
それから、もし断って別の業者さんにお願いする場合には更に気まずくなります。
飛び込み訪問の業者さんは、契約をとるために必死になり過ぎている場合があり、嘘や誇張を巧みに織り交ぜてくるケースがあります。
いずれにしても『自分のペース』で『自分の都合』で進めていくのに都合が悪くなることが多いのが想像できたかと思います。
少々脱線しましたが話を戻します。
では、どうやって塗装業者を選べばいいのでしょう?
答えは簡単です。
自分で探せば良いのです。
基本的にインターネットで検索するのが分かりやすい方法です。
よく吟味して5〜6社をピックアップしてみましょう。
業者選びに時間をかけ過ぎない
業者選びに時間が掛かり、どこを選べば良いか迷ってしまう方も多いようです。
1社を選んで疲れてしまい、その1社だけに依存するようなことだけにはならないで欲しいものです。
というのも、その業者が。。。
- あなたにとって良いのか悪いのか。
- 信頼できるのかできないのか。
- 技術や知識は豊富か否か。
- 値段が高いのか安いのか。
- 親切か不親切か
などなど、比較できませんからね。
先に言っておきますと、同じ作業内容でも各業者によって作業日数や見積額には大きな差が出るのが普通です。
値段が全てではありませんが、あなたに合った業者を見つけるためにも比較する業者を最低でも3社は見つけておくことをお強く勧めします。
そう言われても、『なかなか良さそうな業者を見つけられない。それに探すのにも飽きてきた!』という場合はインターネットの見積りを利用すると便利です。
この見積サイトは無理やりな一括見積ではないので自分のペースを保ちやすいのが良いところだと言えます。
たったこれだけで見積りを案内してもらえます。
その後、必要に応じて具体的な依頼を進めてみてください。
と言った感じです。
カンタンです。
当然ですが見積りも無料です。
その上で塗り替えを『やる』『やらない』はじっくり検討した後にあなたが決めればOKです。
その結果に誰も文句はないのですから。
見積依頼をしてみましょう!
よく吟味して選んだ5〜6社の中からまずは3社に電話やメールで見積依頼をしましょう。
その際、相手の応対の仕方など、あなたとの相性が良いかなどもチェックしましょう。
『見積りまでの手順。』
- 電話やメールで見積依頼をします。
- 双方の都合に合わせ実地調査の日程を決めます。
- 実地調査を行います。(30〜60分が目安です)
- 後日、見積りを受け取ります。(メール添付か郵送等で受け取ります)
- 具体的な検討を開始します。
この手順がやっぱり面倒という方もここで諦めないでください。
そんな場合は、ネット見積りを利用すれば上記の1〜2までの手順をスキップできます。
上記3.の実地調査は、あなたのご自宅の外壁や屋根やベランダなどの詳細をチェックします。
屋根やベランダ等は、ハシゴで登ってチェックするのが基本ですが、最近ではドローンを飛ばしドローンのカメラで撮影する業者も増えてきています。
ドローン撮影の場合は屋根に登ることがないので屋根材等の破損を避けることができるのがメリットです。
(ドローン撮影は、原則として国土交通大臣の許可などを受けていることが必要です。)
より詳細な金額を出してもらうために、家の構造図面などを用意しておくのがオススメです。
この『見積りまでの手順』は、どの業者にお願いしても大体同じなのでご安心ください。
因みに、現地調査は次の土曜日の午前10時にA社、同日午後2時にB社といった予定の組み方ができると効率的な流れを作れます。
2)打ち合わせ
見積りが届いたら、内容をしっかり確認しましょう。
3社の見積りをじっくり比較してみましょう。
- 作業内容の違いは?
- 作業期間の違いは?
- 天候条件により作業ができない分の期間延長は追加費用が掛かるの?
- 塗料など使用する材料の違いは?
- 塗料は何色で塗っても同じ金額なの?
- 金額は?
- 支払い方法は?
- 何か特典はつくの?
- 保証の内容は?
などなど、打ち合わせの際は不明な点は全て確認しましょう。
中でも色選びは皆さん時間の掛かる項目です。
色見本のみで選ぶのはとても難しいことです。
例えばパソコンを使って、実際のあなたの家を画像にして取り込んで、カラーシミュレーションできるサービスを行っているところも多くあります。
このサービスはイメージが湧きやすくとても便利です。
このサービスがある場合は積極的に活用し納得の色選びをしてみましょう。
この色選びは業者も時間が掛かることは心得ていると思いますが、あまり急かして来るようでしたら、しっかり待つように伝えてみましょう。
あくまでもあなたのペースを壊されないように気をつけてくださいね。
特に色選びを妥協すると、10年以上は塗り替えはしないと思いますので我慢の日々が長く続くことになってしまいますからね。
3)契約
各業者との打ち合わせを完了したら、あなたはその中で一番納得できる業者と契約します。
(もし納得ができない場合は契約を見送ることも必要です。)
これであなたのやるべき事はほぼ完了です。
最近は、塗り替え工事を始める前にご近所さんに挨拶まわりをしてくれる業者さんも増えてきています。
作業を依頼する側としては、騒音や匂いや作業車両の通行など、ご近所さんへのマナーや配慮にも気をつけてくれるとありがたいですよね。
今どき、マナーの悪い業者なんていないよ!
という方も多いのですが、もし万が一そのような心配が発生したら、速やかに注意をしマナーに気をつけてもらえるように促しましょう!
4)塗り替え工事開始
いよいよ塗り替え工事が始まります。
工事初日と最終日には足場などの建築資材の搬入・搬出用の車両が出入りします。
この時が一番音が出る作業になります。
搬入が終わると、最初に作業用の足場が組まれます。
そしてその足場に防音、防塵用のネットを張ります。
それから塗装準備作業に入ります。
水圧を利用したスチーム洗浄で汚れやカビやこけなどを落とします。
この時、普段手の届かない窓の外側などもきれいにしてくれます。
その後、十分な乾燥をさせます。
壁、屋根、コーキングなどのヒビや欠け割れなどの不良箇所を修復します。
そして条件が整ったところで下塗り作業を行います。
屋根などで状態の悪い場合は、下塗りを2回に分けて塗る場合(2度塗り)もありますが、そのような場合は見積の段階で説明があるのが基本です。
ここまで終わると次に中塗りをします。これは実際の仕上げ用塗料を塗ります。
そして適度な間隔を入れてから最後に上塗りをします。これも実際の塗料を上塗りします。
この3工程が基本です。
この3工程で美しく丈夫な塗膜が出来上がるのです!
この塗る作業は、季節にもよりますが塗る時間と乾燥させる時間が異なります。
乾燥時間や、塗料を塗る厚さにも、それぞれ塗料メーカーによる規定があります。
この規定をしっかり守ることも塗料本来の性能を引き出す上で重要な役割を待ちます。
なので、作業を無理に急がせたりしないようにしましょう。
その他注意事項としては、毎日あなたの家に作業をしに来る業者さんが、その日の仕事を終えて帰る際に、ゴミの始末や整理整頓が成されているかチェックしましょう。
それと、職人さんの休憩時間等に喫煙する方もいらっしゃるはずです。
喫煙マナーや火の始末にもチェックを入れておきましょう。
あまりにも目につく行為があれば、速やかに監督さんに伝えることが肝心です。
それから余談ですが、作業時には職人さんがベランダに入ったり、窓の前で作業したりしていると、家の中を覗かれるのではないかと過敏になる方もいらっしゃいます。
このような場合は、見られても良いように部屋を綺麗に片付けておくか、そもそも見られないように遮光カーテンやブラインドを閉めるなど、自分たちで工夫しておくことも必要です。
5)完成
足場を撤去し、道具や資材やゴミの片付けが終わると塗り替え作業完了です。
まずはじっくりその出来栄えを確認しましょう。
- 指示通りに色が塗られているか?
- 汚れているところはないか?
- 塀やフェンスなどが傷つけられていないか?
- マスキングテープなどの剥がし忘れはないか?
- 工具や道具が落ちていないか?
- 作業ゴミは残っていないか?
- 個別に依頼した内容があれば、それができているか?
などなど、しっかり確認しましょう。
そして、依頼通りに満足のいく仕上がりであれば、しっかりお礼を言いましょう。
業者さんも皆さんの喜ぶ顔を見ることができれば、安心するし嬉しいものです。
お互いに気分よく完了の日を迎えることが何よりですからね。
という訳で、外壁塗装の塗り替えに関する流れと手順をお伝えして参りました。
少しでもあなたのイメージが具体的になれば幸いです。
外壁塗装と屋根塗装のまとめ
検討は具体的にすること
具体的な検討をすることが何より重要です。
そのためには、まずは塗装業者選びが肝心です。
塗装業者選びが面倒だからといって適当に一社だけを選び、そこに全てを依存するような方法は避けましょう。
最低でも3社の見積りをとり、見積り内容をしっかり比較することが必要です。
同じような作業内容でも各社の提示する価格には大きな差がある場合がほとんどです。
- なぜ安くできるのか?
- なぜ高いのか?
その理由を見極めることが重要です。
価格が高い!価格が安い!
『なぜ!?』と思った場合は、その業者さんに素直に質問してみてください。
あなたにとって納得できる回答を得られなければ依頼先の候補から外すことも検討しましょう。
例え価格が高くとも、低くとも、あなたがその作業内容に納得した上で依頼するのであれば何の問題もありません。
どこの業者さんに依頼するか!?
ここは慎重に選んでみてくださいね。
塗装業者を探すのが、どうしても面倒な場合は以下の記事をご参照ください。
時間短縮になりますので。
それから何度もいいますが、紹介された塗装業者の中から契約に到れば幸いですが、納得のいかない場合はしっかりと断ることも大切です。
相手に悪いとか、断りにくいとかは考える必要はありません。