『ま行』簡単便利!わかりやすい『50音順・用語解説集』
膜厚(まくあつ)とは
塗装の膜厚とは、塗装された物体の表面に形成された塗膜の厚さを表す物理量です。
塗装膜の厚さは、塗膜の性能や見た目、保護効果などに大きな影響を与えます。
塗装膜の厚さは、塗料の種類や塗布方法、塗装状況などによって異なります。
一般的には、金属などの平滑な表面に塗料を塗布した場合、塗装膜の厚さは数十マイクロメートルから数百マイクロメートル程度になります。
また、凸凹のある表面に塗料を塗布した場合、塗料が均一に塗布されないため、塗装膜の厚さにムラが生じることがあります。
塗装の膜厚を測定するためには、膜厚計と呼ばれる専用の測定器を使用します。
膜厚計は、塗膜の表面にセンサーを当てて測定するタイプや、塗膜内部に電磁波を送り込んで反射波を測定するタイプなどがあります。
膜厚計による測定により、塗膜の均一性や厚さのばらつきを評価することができます。
塗料の品質管理や塗装作業の品質管理などに活用されています。