【用語解説】ウールローラー(うーるろーらー)とは

用語解説

ウールローラー

『あ行』簡単便利!わかりやすい『50音順・用語解説集』

ウールローラー(うーるろーらー)とは

ウールローラーは、外壁塗装で広く使われる塗料の塗布用具の一つです。
一般的に、ローラー塗装は、壁面の広い面積を均一に塗るために、高い塗布効率と効率的な施工性を持ちます。

ウールローラーは、その名前が示すように、ローラー部分にウールを使用したものです。
ウールは、弾力性があり、適度な柔軟性を持っているため、塗料を均一に塗布しやすく、薄く伸ばすことができます。
また、吸着力があり、塗料の浸透力が高く、塗料を吸収しやすい特性を持っています。

ウールローラーは、その特性から、一般的に、厚塗りになりやすい塗料や、塗りにくい形状の部分などに適しています。
また、ウールの繊維が毛羽立つため、微細な凸凹面に対しても塗料が行き届きやすく、均一な仕上がりを実現することができます。

しかし、ウールローラーには、使用後の手入れが必要であるというデメリットがあります。
ウール繊維が塗料で汚れた場合、十分な洗浄を行わないと再利用できないため、手間がかかります。

最近では、ウールローラーに代わって、塗料の乾燥が速く、手入れが容易なスポンジローラーや、ムラが少なく均一な塗りがしやすい微細な繊維が使用されたマイクロファイバーローラーなども登場しています。

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