【用語解説】耐食性(たいしょくせい)とは

用語解説

耐食性

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耐食性(たいしょくせい)とは

耐食性とは、外壁塗装の塗膜が、酸やアルカリ、塩分、空気中の湿気などの外部の腐食要因に対して耐える性能のことを指します。
外壁塗装は、建物の外部を保護するために施工されるため、外部の腐食要因に対して十分な耐性が必要です。

一般的に、耐食性の高い塗料には、樹脂や顔料などが配合されています。
具体的には、アクリル樹脂やエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂などがあります。
これらの樹脂は、塗膜を構成するポリマーとして使用され、腐食要因に対する耐性を高めることができます。

また、顔料には、耐食性の高い金属顔料が使用されることがあります。
金属顔料には、アルミニウム、ステンレス鋼、亜鉛、銅などがあり、これらの顔料を使用することで、腐食要因に対する耐性を高めることができます。

さらに、塗膜の密着性や硬度、耐久性なども耐食性に関係しています。
塗膜の密着性が高く、硬度がある場合、腐食要因に対する耐性が高くなります。
また、塗料の厚みや塗装の均一性、塗装面の前処理なども、耐食性に影響を与えます。

耐食性が高い塗料は、塗膜が長期間にわたって腐食要因に対して耐えることができるため、建物の外壁塗装には不可欠な性質と言えます。
ただし、耐食性が高い塗料であっても、定期的なメンテナンスや塗り替えが必要となる場合があります。

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