外壁塗装に最適な季節とは!?
外壁塗装や屋根塗装に最適な季節はあるのでしょうか?
答えは『一応』あります!
外壁塗装や屋根塗装に最適な季節・時期は、
外壁塗装や屋根塗装に最適な季節・時期
- 春(3月・4月・5月)
- 秋(9月・10月・11月)
と、されています。
しかし、実際には春と秋にはメリットもありますがデメリットもあるのです!
前述の通り、一般的には春と夏が塗装には最適と言われていますが、塗装をするのに気温と湿度を気をつければ春夏秋冬どの季節でも塗装工事は可能となるのです。(雨などはどの季節もNGです。)
ところで、塗装をする際に重要視する『気温』と『湿度』とは、
塗装をする際に重要視する『気温』と『湿度』
- 気温 5°C 以上あること!
- 湿度 85% 以下であること!
これが塗装の条件なのです。
まず、気温5°C以上は真冬で気温が上がらない日は無理ということを意味します。
次に、湿度85%以上は季節を問わず雨の日は無理ということを意味します。
その他、台風や風の強い日も塗装はできません。
これらのことから、真冬で気温の上がらない時期は避けたほうが良いことはご理解できると思います。
では、春夏秋冬どの時期なら良さそうか、季節ごとのメリット・デメリットを挙げていきますのでご覧ください。
塗り替え季節ごとのメリット・デメリット
春(3月〜5月)Spring
- メリット
春(3月~5月)の季節は、気温や湿度が安定していることと、比較的雨がが少ないことから塗装に適しています。
塗装をするには好都合と言えます。
_ - デメリット
塗装業者の繁忙期です。
その為、希望する施工スケジュールを組みにくいことが予想されます。
また、この時期は大幅な値引きがされないことでも知られています。
_ - その他
春先は花粉が多く舞う季節です。
この『花粉が舞うと塗装に影響するのでは!?』と考える方も案外多くありますが、基本的には心配無用です。
塗装作業中は飛散防止ネットを設置していますので、花粉以外にも外部からの塵やホコリなどの侵入も最小限に抑えることができます。
※もともと、飛散防止ネットはペンキや水しぶきなどが隣家へ飛散しないように設置するものです。
夏(6月~8月)Summer
- メリット
夏(6月〜8月)は、気温が高く、湿度も低めなので塗装作業がしやすい季節です。
値引きをする塗装業者さんも増える時期です。
_ - デメリット
夏(6月〜8月)は、梅雨や台風などの影響を受ける可能性が高まりますので、塗装工事期間が延びてしまうことがあります。
_ - その他
塗装工事中は、家中の窓やエアコン室外機など各所に養生がされていることから、『窓を開けられない』、『エアコンを使用できない』などの不都合が生じることもあります。
気温が高く我慢できない時は、業者さんに相談し対応してもらう必要があります。
秋(9月~11月)Autumn
- メリット
秋(9月〜11月)は、春と同じく気温や湿度が安定していることと、比較的雨がが少ないことから塗装に適しています。
塗装をするには好都合と言えます。
_ - デメリット
秋(9月〜11月)は、春と同じく塗装業者の繁忙期です。
その為、希望する施工スケジュールを組みにくいことが予想されます。
また、この時期は大幅な値引きがされないことでも知られています。
_ - その他
9月〜10月は、台風のシーズンです。
台風の通過時期は安全のため作業を中断することになるため、工期が伸びやすくなります。
台風が連続して発生している場合は長期戦を覚悟しましょう。
この時期は天気予報を見ながら無理をせず安全に質の高い作業をしてもらいましょう。
冬(12月~2月)Winter
- メリット
冬(12月〜2月)は、比較的雨が少ないことです。
塗装業者さんの閑散期ともいえるこの時期は、施工日程が組みやすくなります。
あまり人気のない季節のため、値引きをする塗装業者さんも増える時期です。
_
- デメリット
冬(12月〜2月)は、気温が低くなりがちのため塗装に向かない日が多く発生します。
また、気温が低いと塗装の乾燥に時間を多く費やすことになります。
このような理由から、工期は長くなることが予想されます。
_
- その他
冬(12月〜2月)は、積雪による作業中断が予想されます。
雪が積もった状態では塗装作業が困難であるため後期が延びることになります。
特に、雪の多い地域の方は、塗装業者さんと事前に打ち合わせをしておくことが必須です。
基本的に、塗装工事は一年中の施工が可能です!
外壁塗装をする場合、どの季節に塗装工事を行うかは悩まれる方が多いものです。
上記の通り、春夏秋冬どの季節であってもメリットやデメリットが必ずあります。
どの季節にも言えることは、悪天候に当たれば作業は中断を余儀なくされることです。
これは、結果的に施工期間が多少延びてしまうことを意味します。
施工期間が多少長くなることに問題がなければデメリットではなくなります。
しっかりした塗装業者であれば、どの季節であれ天候に十分配慮した上で工事を行うことができます。
いつ外壁塗装をしたらいいのか!?
季節で悩むのもわかりますが、もっと大切で重要なことは、『どの業者さんに依頼するか?』。
業者さん選びで塗装の仕上がりは決まります。
極端に言えば季節は関係ありません。季節や天候に応じた対応をした上で良い結果を残すのがプロです。
まずは、この『プロを選ぶ』を最優先で考えて見てはいかがでしょうか?
季節選びよりも『業者選び』と『コミュニケーション』
業者選び
外壁塗装をお願いする場合は、季節選びは大切なポイントになります。
しかし、それ以上に大切なのは『業者選び』といえます。
どの業者さんを選ぶかによって、塗装の質と仕上がりが変わります。
信頼できる業者さんであれば、予期せぬ突然の雨が降ったとしても、しっかり下地が乾いてから再度、塗り直しをしてくれるでしょう。
また、塗装ムラなどの問題点があった場合でも、最後まで責任を持って対応してくれます。
このように、信頼できる業者さんは、一生懸命に、真剣に、お客さんに喜んでもらえるように対応してくれるのです。
コミュニケーション
塗装業者さんにとって、気候が安定しやすい春や秋は繁忙期となり幾つもの現場を掛け持ちしながらの作業も珍しくありません。
しかし、このような繁忙期ならではの不安があるのをご存知でしょうか?
それは、夏や冬の比較的ゆとりのある時期なら『質を優先する』ところを、繁忙期となると忙しいスケジュールに追われ、複数の現場を掛け持つ中で『質より時間(工期)を優先』してしまう業者さんも存在しているということなのです。
例えば、
他にも色々あるかもしれません。
この辺は、業者さんとのコミュニケーションを上手に取ることでカバーできる場合もあります。
- 『今日は何の作業をするのですか?』
- 『今日は夕方から雨らしいけど、作業に問題はありませんか?』
- 『○○が気になるのですが問題はありませんか?』
- 『上手ですね!』
- 『ずいぶんキレイになってきましたね!』
このような感じで業者さんとコミュニケーションをとることで色々な説明もしてくれるでしょうし、いつも作業内容を気にしているようだから仕上がりの質にも気をつけながら作業をしてくれるようになるでしょう。
ただし、『クレーム』や『文句』や『不安』ばかりを言い過ぎては業者さんもうんざりしてしまうこともありますのでバランスの良いコミュニケーションを心がけましょう。
それから、注意したいのは業者さんが朝来てから夕方帰るまで一切顔も出さない、声もかけないようなコミュニケーションが全くない状況にはしないようにしましょう。
作業の内容もわからず、全て任せるだけの付き合い方では、あまり良いことは無いといえます。
最悪なのは、、、
最悪なことは、初めから質の悪い業者さんを選んでしまった場合です。
- 価格を相場以上に安くしてくれたから
- 他社よりも圧倒的に早く仕上げてくれると言ったから
などの理由で『これは良い!』と思い、契約したら質の悪い業者であった。
というケースはよくあります。
値段を相場より安くできるのは悪いコストカットをするからです。
そして、工期を極端に短縮させるのは、必要である作業を省略するからです。
これが安くて早い理由です。
因みに悪いコストカットとは、
- 契約書にはハイグレードの塗料を明記するが、実際には低いグレードの塗料を使用する。
- 塗装前の下地処理を省く。
- 塗装工程を省く。
このような感じです。
これなら相場より安く、早くできるのは当たり前ですよね。
(参考記事:外壁塗装の費用は『塗料選び』で大きく変わる!?)
まとめ
本来、塗装業者さんは塗装のプロです。
そして職人さんです。作業の質にこだわるものです。
塗装の仕上がりがイマイチだった場合、お客さんより悔しがります。
そして直します。
これが本当の塗装屋さんです!
どの塗装業者さんを選ぼうか検討をする時、価格や、値引きや、作業期間のことばかり話題にしてくるようであれば慎重になってください。
価格は大事です。
しかし、プロなら必ずお客さんの要望を聞きます。
- どんなイメージにしたいのか?
- 困っている点はないか?
- 要望はないか?
- 不安な点はないか?
これらの要望に応えるために予算を組みます。
これが見積りです。
もし予算オーバーであれば、価格を下げる方法を説明してくれます。
できる限りお客さんの要望を配慮しながら内容を調整します。
そして双方の折り合いがつこところを導き出すのです。
このようなやり取りを省略する業者さんは、安くなる理由はあまり説明しないまま、ただ値引きをして話をまとめたがります。
このような業者であれば慎重に検討しましょう。
質の悪い業者を見抜くには、値段以外の内容で良し悪しを判断します。
それと、一番効果的なのは複数の見積りを取ることです。
最低でも3社以上です。1社や2社では比較としては甘過ぎます!
面倒でも、忙しくても、疲れていても最低3社です。
納得の行く業者さんにあたらなければ、更に見積りをとりましょう。
どの業者さんにするか探し疲れたら、次の記事をご参照ください。
信頼できるプロの塗装業者さんにお願いできるのなら、季節選びはあまり気にしなくて大丈夫です!
大変かもしれませんが、納得の行く塗り替えを実現させましょう!
参考記事:初めての外壁塗装、見積り依頼から作業完了までを知ろう!