選ぶなら、『大手の業者?』それとも『地元の業者?』
まず最初の選択基準として、テレビやラジオなどでCMを打っている『大手の業者』を選ぶのか?
それとも、地域密着型の『地元の業者』を選ぶのか?
初めての外壁塗装の際は悩むところだと思います。
以下に、それぞれの特徴的なポイントを紹介していきます。
特徴的なポイントを知ることで、どちらの塗装業者を選べば良いのかを、あなたご自身の都合に合わせて選んでいくことができるようになります。
地元業者と大手業者って、結局どっちがいいの?
塗装業者を Google や Yahoo や Bing などで検索すると膨大な数の検索結果が表示されます。
これは選び甲斐があるのですが、実際にはどの塗装業者を選べば良いのか迷ってしまう方が多いのが現実です。
そして更に迷ってしまうのが、地域密着型を売りにした『地元の塗装業者』と、資本力と広範囲セールスを武器とする『大手の塗装業者』のどちらが良いか?となる訳です。
では、『地元業者』にするか『大手業者』のどちらを選ぶのが正解なのでしょう?
この選択によって、塗装費用や塗装品質などに大きな差が生まれることも珍しくありません。
『低品質・高価格』の悪徳塗装業者を選ぶのは論外として、『地元業者』と『大手業者』のメリット・デメリットを挙げていきますので選ぶ際の参考にしてみてください!
(参考記事:外壁塗装の『訪問販売』迫り来るトラブルと対策編)
地元業者を選ぶ『メリット』&『デメリット』
以下に地元業者を選ぶ際の『メリット』と『デメリット』を紹介していきます。
地元業者を選ぶ『メリット』
地元業者を選ぶ『メリット』
- 塗装費用を低く抑えられる
- 窓口の一本化
- スムーズな駆けつけ対応
メリット1.『費用を抑えられる』
地元業者さんを選ぶメリットは、何といっても塗装費用を低く抑えられることが挙げられる点です。
特に、小規模な塗装業者は、大手業者によくある取次料金(中間マージン)などの費用が発生しません。
その分、費用を低く抑えることができます。
(参考記事:外壁塗装、『知らなかった』で損をしやすい7つのポイントとは!?)
メリット2.『窓口の一本化』
地元業者の場合、『見積り』『契約』『施工』『アフターサービス』までを一貫して行ってくれます。
そのため、契約時に決定した依頼事項が、作業する職人さんまで『伝わっていなかった!』というようなことも起こりにくくなります。
大手業者の場合、全てではありませんが受付担当者から作業する職人さんまで依頼事項が伝わっていないことでトラブルになることもしばしばあります。
メリット3.『スムーズな駆けつけ対応』
地元業者さんの場合、塗装業者さんと自宅までの距離が比較的近いことがメリットになります。
これは、塗装作業に関すること、塗装後のアフターサービスなど、何か必要なことがあった場合にスムーズな駆けつけ対応をしてくれることにつながります。
自宅から塗装業者さんまでの距離が遠く離れていると、出張費用が掛かったりスムーズな駆けつけ対応でなくなったりすることもあります。
地元業者を選ぶ『デメリット』は?
地元業者を選ぶ『デメリット』
- 情報収集に時間がかかる
- アフターサービスと保証内容
デメリット1. 情報収集に時間がかかる
地元業者を探す上で一番問題になるのが情報収集に手間がかかることが挙げられます。
これは、 Google や Yahoo や Bing などで地元業者を検索をしても、各業者ごとに情報量に差があるため質の高い業者を見極めることが意外と難しかったりするのです。
中にはホームページを用意していなかったり、用意していたとしても余り力を入れておらず情報が薄い場合もあります。
しかし、このような中にも塗装技術の面も金額面もとても評判の良い業者も多数存在しているのです。
逆に注意しなければならないのが『質の悪い業者を選ばない!』と言うことです。
これは、ホームページの良し悪しだけでは見抜けない場合もあります。
ただ一つ言えるのは、突然現れる訪問販売で即決したり、よく調べずに契約したりすることは控えた方が賢明です。
このように地元業者を選ぶには難しさもありますが、じっくり根気よく探すことで質の高い業者を見つけることも可能になります。
もし、じっくり探す根気も時間もない場合には、塗装業者紹介サイトを利用するのも良い方法になります。
塗装業者紹介サイトでは独自の基準を設けていますので、その基準を満たした安心できる業者のみを紹介していることから『質の悪い業者に引っ掛からないで済むように!』と利用する方も増加しています。
塗装業者紹介サイトを利用する場合は、まとめて複数の見積もりをとることができます。
具体的な詳細見積もりを作る際には、実際に自宅の塗装状況などを見に来ますので、見積り金額は勿論ですが、作業内容、業者さんの対応、人柄、信頼できるか、などなども含めてじっくり検討することをお勧めします。
デメリット2. アフターサービスと保証内容
塗り替え工事が完了した後のアフターサービスや保証内容も重要な項目になります。
特に保証内容については、業者ごとに幾分の違いがあるのが現状です。
ご自身の納得のいく保証内容であれば問題ありませんが、どうしても納得ができない場合には面倒でも他の業者さんを探すことも必要になります。
アフターサービスも業者さんごとに違いがあるのが現状です。
アフターサービスについては、1年、3年、5年などの期間ごとに塗装状況の点検を実施しているところも増えてきています。
いずれにしても、何かあった際に相談しやすく、比較的に相性の良い業者さんを選ぶようにしておくのも大切になります。
大手業者を選ぶメリット・デメリット
以下に大手業者を選ぶ際の『メリット』と『デメリット』を紹介していきます。
大手業者を選ぶ『メリット』
大手業者を選ぶ『メリット』
- 施工実績が多い
- 安定感のある保証内容
- 複数のサービスメニュー
メリット1.施工実績が多い
大手業者の場合、人・物・金を最大限に活用することで事業展開しています。
そのため広範囲にお客さんを抱えていることから施工実績も多いのが特徴であり、安心材料となります。
トラブル内容や、施工後の不具合発生状況など、色々なデータを管理し共有することで対応にも安定感が増しています。
メリット2.安定感のある保証内容
大手業者の場合、施工後の保証内容に安定感があります。
これは数多くの施工実績から、具体的で実用的な保証内容になるように築き上げてきたからだと言えます。
メリット3.複数のサービスメニュー
外壁塗装や屋根塗装のついでに。。。というときに対応の幅を広げてくれます。
例えば、
- 防水工事
- 内装工事
- 害虫対策
- 害獣対策
なども、大手企業ならではの自社傘下にある関連業者から、まとめて対応できるのが強みになります。
大手業者を選ぶ『デメリット』は?
大手業者を選ぶ『デメリット』
- 料金が高め
- 伝達ロス
デメリット1. 料金が高め
デメリットとして大手企業の場合、地元業者に比べると塗装料金が高めに設定されていることが挙げられます。
これは、大手企業が窓口となりますが、作業自体は傘下にある下請業者に依頼することも多いのが理由となります。
また、下請業者から更に別業者に仕事を流す場合もあります。
この辺りの事情により余分なマージンが発生することを前提として料金設定がされていることが多いのです。
デメリット2.伝達ロス
受付窓口から実際の作業を請け負う業者までの間に、目には見えませんが余分な距離と時間が発生します。
そのため、伝達事項や依頼事項などにミスやロスが発生することもしばしばあります。
また、作業開始後に気になる点があったり不安なことがある場合には、現場担当者に伝えるべきか、受付窓口に伝えるべきか、契約時によく確認しておくことも重要になります。
塗装業界の繁忙期や、梅雨時の長期工事の場合など、担当者が入れ替わることもありますので、このような時は確実に引き継ぎをしてもらえるように念押ししておくことも重要になります。
(参考記事:外壁塗装・屋根塗装の施工に最適な季節とは!?)
まとめ
外壁塗装や屋根塗装を行う場合、『地元業者』か『大手業者』かを選ぶ場合、それぞれの『メリット』『デメリット』をよく確認し、ご自身の都合に一番合う方を選ぶことが大切です。
また、面倒でも見積りは最低3社以上から取ることをお勧めします。
金額、作業内容、工期、保証内容、人柄、信頼できるか、などなど慎重に見極めることが大切です。
塗装業者の検索には時間も掛かり面倒ですが、ここは妥協せず行いたいところです。
検索してもよく分からないと言う場合には塗装業社の見積りサイトを利用してください。
中でもネット見積りサイトは便利です。
利用者が多いのも納得ができます。


以上、あなたの業者選びのご参考になれば幸いです。